ダイバーの基本スキル・中性浮力をマスターするコツをご紹介!
こんにちは!レーブの林です♬
本日はダイバーの基本スキルである【中性浮力】をマスターするコツについてお話ししていきます♪
ライセンスは取得したけど、まだ浮力が安定してない!!という方は是非読んでいって下さい♪
ダイバーの基本スキル・中性浮力とは?
ダイビングの醍醐味、無重力の様に水中を漂って、浮きも沈みもしていない状態を中性浮力と言います!
この中性浮力がとれるようになると、生き物や景色をゆっくり見たり、洞窟や沈没船の中などを探索できるようになります✨
行ける範囲も広がれば、自分自身とても楽にダイビングが出来る様になるので
中性浮力はダイバーにとって必要不可欠なスキルなのです!!
中性浮力が取れる様にまずは海中の圧力について理解しよう!
中性浮力をマスターするにはまず、海中の圧力を理解する必要があります!
コチラはライセンス取得時に学科講習で習う内容になりますが簡単に説明すると
海中は大気圧と水圧という圧力がかかっているので、その圧力によって密閉されている空気の体積が変化していきます!
この圧による体積の変化は日常生活でも経験する事があります!
例えば遠足など山登りをした際、おやつのポテチを山頂で食べようと思ったら袋がパンパンに膨らんでる!
なんてご経験はございませんか??
これはポテチ袋の中の密閉された空気が、気圧低い所に移動させる事で膨張していて
この膨張したポテチ袋は、あけずに山を下りると、元の圧に変わる事で袋の空気も元に戻るんです!
ダイビングだと圧力が高い水中へと行くので、器材やスーツに密閉されている空気は潜れば潜るほど縮小してしまうんです!!
この縮小した器材やスーツをほっておくと、浮力が足りず急潜降する事で耳抜きが間に合わず鼓膜を傷めたり、エアーの消費が早くなったり、身体が締め付けられて体調を崩してしまったりと、良い事がまったくないんです…💦
その為ダイバーは器材とスーツの空気を場合に応じて給気・排気する事で、体の締め付けや急潜降を防いで安全にダイビングを楽しんでいるのです♬
中性浮力を作る為に必要な道具と操作
中性浮力を作るには、まず道具の操作が必要になってきます!
①BCDの給気・排気
BCDとは日本語で≪浮力調整装置≫の事。
その名の通り、浮力の調整をする道具でタンクを装着できるジャケットの様になってます!
ダイビングでは中性浮力を作る為に、水深に合わせて給気・排気と操作する必要があります!
潜降時は空気がどんどん縮小していくので【給気】
浮上につれてBCD内の空気は膨張していくので【排気】
BCDの操作に慣れるコツはズバリ≪正しい姿勢で少しづつ操作≫です!
給気ボタンは押せばどんな姿勢でも給気できるのに対して、排気は排気口の扉が開くだけ!
その為、排気の際は姿勢を変えて排気口に空気を移動させる必要があります!
②ドライスーツの排気・給気
水着がインナーになって身体が濡れるウェットスーツとは違い
ドライスーツはインナーにはジャージの様な動きやすい服を着て、スーツ内は水が入ってこず空気によって保温をしてます!
スーツ内に空気が密閉されてるので、BCD同様に水中では給気・排気の操作が必要!
ドライスーツの操作に慣れるコツはズバリ≪自分の身体にフィットするスーツを着用する事≫です!
ダイビングスーツはサイズが命!!
サイズが合わないと下記の様な事が起こります💦
・水没しないはずのドライスーツ内が水没してしまう
・排気がしにくい=浮上したくないのに浮上して行ってしまう
・バランスがとりにくい
・ブーツサイズが小さいと足が痛くなる
・ウェイトの量が安定しない
などなど。
サイズが合っていないとストレスを抱えてダイビングをする事になり、せっかくの楽しい思い出が苦い思い出に変わってしまう事も💦
ダイビングスーツはオーダーメイドで自分サイズを作るのがオススメ!!
③適正ウェイトを知る
適正ウェイトとは着用しているスーツとシリンダー(タンク)に合わせて、適正なウェイト量を身に着ける事!
適性ウェイトを知る方法として、器材を着用した状態で
【呼吸をした状態で水面に目線】【吸って止めたら水面に顎】【吐いたら頭が沈む】
となればOK👍
適性ウェイトを知らないと器材やスーツの操作も安定せず、いつまでたっても中性浮力が取れない状態となってしまいます💦
ダイバーであれば自分の適性ウェイトは知って潜れるようになっておきましょう!
中性浮力のコツ
中性浮力を取れるようになるにはいくつかコツがあります!!
①浮力の微調整はトリミング!
→トリミングとは呼吸によって浮力を微調整すること。
浮きたい時は吸う。沈みたい時は吐く。
中性浮力はドライスーツとBCDの操作のみ!と思っている方も多いかと思いますが
実は最終的な浮力はこのトリミングによって微調整しているんです!
②トリミングのタイムラグを意識する!
→呼吸によるトリミングは吸うとすぐ浮くわけではなく2~3秒のタイムラグが発生します!
その為、吸って浮く前にすぐ吐いてしまうと浮いてこないのです!
トリミングによって浮力調整する際は、吸った後は2~3秒息を止めてみてください♪
そうすると徐々に体が浮き始めるので、このタイムラグを理解するのが中性浮力をマスターするコツとなります👍
これは吐く時も一緒!
一気に吐いてすぐ吸うと沈めないので、ゆっくり長く吐くのがコツ!
トリミングを使いこなして中性浮力を身につけていきましょう♪
③水中は前を向いて水平姿勢!
→NG姿勢は上体が上がっていて足が下がっている姿勢。
これは砂を巻き上げてしまうこと以外にも、BCDの空気が方に集まりフィンキックも下に向かって蹴ってしまっている為、どんどん水面に向かって浮上していってしまいます💦
理想な水中姿勢は進行方向を向いた状態で水平姿勢をキープ!
足が下がっていないかの確認は、泳いでいる途中自分の足の隙間から水底をのぞいてみましょう!
砂が巻き上がっていたら足が下がっていたり、浮力が足りていない証拠!
水中は水平姿勢を意識して潜ってみてください♪
まとめ
本日は中性浮力を安定させる為のコツを紹介いたしました♪
第一歩として
ドライスーツとBCDの操作を理解!
操作に慣れたら
呼吸によるトリミングで浮力の微調整!
最後に姿勢は
前を向いて水平姿勢をキープ!
この3点を意識するだけで中性浮力は上達していきます✨
是非、次回のダイビングで意識して潜ってみてください😊
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今後もどんどん企画していくので、練習したい!という方は気軽にレーブスタッフまでご相談ください♪
中性浮力をマスターして、楽しいダイビングライフを送っていきましょー(^^)/✨